って思ってる方、いますよね?
つわりってはたから見ると、ピンとこないのが正直なところ…。
ということで、「つわりってそんなにつらいの?働けないくらいなの?」と思っている方へ向けて、私のつわり経験をまとめました。
ちょっとでもつわりのイメージがつけば嬉しいです。
1児の母&薬局薬剤師をやってます。
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つわりってそんなに辛いの? 答え:人による
辛い人は辛い。中には辛くない人もいる。
私はめちゃくちゃ辛かったです。
一番伝えたいのは、つわりは人によって全く違うということ。
風邪だって、人によって、タイミングによって、症状が変わってきますよね。
つわりも一辺倒に「みんな吐く」ってわけではなく、症状・辛さが人によって全然違います。
(1人目と2人目が全く違う!なんてのもよくあります)
なので、辛いって言っている人がいたら素直にそうなんだな、と受け止めてもらえたら嬉しいです。
つわり基礎知識
つわり(漢字表記は「悪阻」)とは主に妊娠初期に起こる吐き気と嘔吐のこと。
通常は胎盤が完成する妊娠3、4か月から5か月頃にかけて自然に治まることが多いが個人差があり、稀に出産直前まで続いたり、一旦治まった後にぶり返す場合もある。
妊娠初期に1~2ヶ月くらい続き、安定期に入るくらいに落ち着くことが多いです。
繰り返しになりますが、一番大切なのは人によって全く違うということ。
全くなかったっていう人から、水も飲めなく入院して点滴って人まで千差万別。
○○さんはこうだったからできるはず!とか△△さんは平気だったよ、とかは全く当てはまりません。
ということで、あくまでわたしの経験ですが、こんな感じのつわりだったよーとご紹介したいと思います。
私のつわり体験談
①吐かないけど、辛い
私は吐かないつわりでした。
吐くのは相当つらいので、まだましだったんだと思います。
でも、ここで伝えたいのは「吐かないからつらくない」じゃない。
ずーーーっと気持ち悪さと同居。
食べても楽にならないタイプだったので、何をしてても気持ち悪い。
寝てる時以外気持ち悪い。
起きてとりあえず「今日も気持ち悪い…」から始まります。
そんな日々が約2ヶ月。
「起きてる間ずっと気持ち悪い」
「いつ終わるかわからない」
ので、メンタル面も結構やられます。
②食べられない。でもお腹はすく
ご飯が食べられない。
なんで食べられないかって言うと、とにかく食べ物がおいしくない。
なんて言うんでしょう、大好きな揚げが私の知っているから揚げではなくって、ただの不快な塊。
食べてもまっっったくおいしくなくて、おいしくないどころか気持ち悪くなります。
全盛期はほとんどの食べ物がそんな感じで、唯一果物だけ食べられました。
果物はちっともお腹にたまらないのですが、なぜか空腹は感じます。
いつも「お腹すいた…力が出ない…けど食べたくはない…」という飢餓感を抱えていました。
書きだしたらめちゃくちゃ長くなったので、さっくりまとめています。
③匂いに怯える毎日
犬か!って思うくらいいろんな匂いに敏感になってました。
その上、匂いで気持ち悪さが増幅されます。
だめだった匂いを思いつくままあげると…。
- ご飯を炊く匂い
- 肉が焼ける匂い
- 生ごみ
- 排水溝の匂い
- 夫の体臭(ごめん)
- コンビニの中(コーヒーと食べ物の匂いが混じったなんとも言えない匂い)
- ラーメン屋の排気
- 見知らぬ人の体臭
- 電車の機械臭
夫のご飯は、私が寝た後に勝手に作って食べてもらいました。
お米炊くのも、私が寝てから。
夏だった当時、何気なく捨てられた卵の殻がものすごい臭いになってたことがありまして、「なんで夏に卵の殻をそのまま捨てるの!!?」って夫に八つ当りしたりしました。
いつもはそんなことじゃキレませんが、体調の悪さとあまりに強烈な匂いにちょっとおかしくなっていました…。
夫の匂いもだめだったので、あれだけお世話してくれたのにあまり近づけませんでした。
夫、あの時はごめん…。
④体力が続かない
具体的に言うと…。
- 駅に行く5分徒歩だけで、疲労困憊
- 仕事場に着く頃には、もうぐったりげっそり「もう帰りたい…」
- そのあとの勤務は気力を振り絞ってなんとか
いっそ水も飲めないくらいの、入院しなきゃいけないくらいの状態だったら、って不謹慎ながら思ったりもしました。
あの頃の、ない気力を振り絞ってなんとか出勤した記憶はちょっとトラウマになっています。
もう二度とやりたくない。
なので、2人目を躊躇しているところです…。
今振り返って
という経験を経て、
と思うようになりました。
この記事も、つわりへの理解が進んでほしいと思いで書いています。
「つわりって結構大変なんだな…。職場の〇〇さんにもうちょっと優しく接しよう」と思って頂けたら、すごく嬉しいです。
妊娠にやさしい社会に。辛い妊婦が一人でも減ってほしい。
そんな思いをこめた記事でした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
