こんにちは!一児母のたつなです。
今回ご紹介したいのは、「産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK」
授乳に関する本ってたくさんありすぎ!
どれを選んだらいいの??
母乳推しの本ばっかじゃん…
ミルクじゃだめなの?
と本屋さん(もしくはアマゾン)で途方にくれたことのある人…いますよね。
私だけじゃないですよね?
そんな方へ「らくちん授乳BOOK」をおすすめしたい!
授乳に関する情報は溢れていますが、これを読めば授乳の困ったことはだいたい解決します。
授乳期をこの一冊で乗り切った私が(正確にはまだ終わってませんが)、この本を全力でおすすめしていきたいと思います。
どんな本?
「新装版 産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK」
著:宋美玄・森戸 やすみ
内外出版社 (2018/3/15)
(”新装版”と”無印版”がありますが、出版社が違うようです。
はっきりとした情報は確認できませんでしたが、”無印版”出版社倒産による販売移管なのかも?)
作者お二人をツイッターで見ていまして、この先生たちなら信頼できる…!とアマゾンでポチりました。
実本とキンドルと悩みましたが、キンドルで購入。
キンドルを選んだ理由は3つです。
・授乳中に読みたい
・子ども見ながら実本を読むのって、結構難しい
・授乳の本だから、夫には見せなくてもいいかな
理解の薄いあんぽんたんな夫だったら、読ませるため実本を買うところでしたが、夫(や祖母たち)はあまり口うるさくなかったので、私しか読めないけど、手軽に読めるキンドルで購入しました。
授乳しながらさくっと読めたので、キンドルで正解でした。
(さっきアマゾンを覗いてみたら、アンリミテッドで″無印版″が無料で読めるみたいです。2019年3月16日現在)
中立で解説。母乳押し付けではないよ
この本の一番のポイントはここ。
「おっぱい推し・ミルク推しのどちらでもなく、中立の立場をとった」
これ、ものすごく大事なことですよね。
授乳を始めて一番驚いたのは、母乳信仰の圧力でした。
この圧力に潰されそうになるお母さんがどんなに多いか。
っていうか、現在進行形で追い詰められているお母さんが、きっと画面の向こう側にいる。
そんな方に読んでほしい。
母乳を押し付けるのでなく、ミルクをむやみに勧めるのでなく、あくまで中立的な立場で書かれています。
私たちが欲しいのってこういう情報ですよね。
いろんなことを言われるけども…の解説
そして、授乳を始めて次に驚いたのが、
なんだかよくわからない言い伝えがたくさんある、ということ。
例えば、
・和食が母乳の質を高める
・油っぽい食べ物はおっぱいが詰まるから良くない
といったこと。
※これらは、はっきりとした医学的根拠はないと書かれています。授乳中は好きなものを堂々と食べよう。
出体はぼろぼろ、睡眠もごっそり奪われてまともな思考力のない産後。
その中でこういうことを言われたら、「赤ちゃんのために守らなきゃ…」って思いますよね。
でも、食事制限て大変ですよね。
妊娠の食事制限が終わったら、今度は授乳の食事制限…?
って絶望したあの時。
(やばい、思い出したら泣きそう)
こういった言い伝え的なことは、周りの人からたくさん言われると思います。
悪気はないのかもしれませんが、そういう助言がものすごく重く感じるのがこの頃。
たくさんの情報に押し潰される前に、ぜひこの本を読んでもらいたいです。
疑問に思うことはひととおり書いてある
授乳している間、
・なんかしこりがある?ちょっとちくちくする…。
これって乳腺炎?どうしたらいいの?
・ミルクを足すのってどうやったらいいの?何ミリあげたらいいの?
・風邪っぽいんだけど、薬飲んでいいの?
・いつまで授乳するの?
・卒乳や段乳ってどうやってやるの?張りそうで怖いんだけど…。
など、たくさんの疑問・困ったことが出てきます。
入院中は助産師さんにいつでも聞けますが、退院したら誰も教えてくれません。
ましてや、出産直後はほぼほぼ外出できませんので、家にいて自分でなんとかするしかないんです。
(書いててちょっと苦しくなってきた。
私が知らなかっただけですが、地域の助産師会などが相談窓口なようです)
疑問・困ったことを解決すべく、出産前から手元に置いておくことをおすすめします。
できれば、産む前にさらーっとでいいので目を通しておいてほしい。
(産まれたら、ゆっくり文字を読む余裕がなくなる)
授乳で疑問に思うことは、一通りすべて書いてあります。
そして、不安に思ったり、何かに惑わされたり、押し潰されたりすることなく、安心した授乳ライフを送ってほしい。
これは、昔の自分へ向けた言葉でもあるし、これから授乳を行う後輩ママに伝えたいし、作者二人の思いでもあります。
まとめ
母乳を押し付けるのではなく、安易にミルクを勧めるわけでもなく、あくまで中立な立場で書かれた「らくちん授乳BOOK」
授乳へのさまざまな言い伝え、疑問、困ったことはこの本が解決してくれるはずです。
授乳ってこんなに大変なの…?
って、途方にくれたあの時の私に伝えたい。
まずはこの本買って読んでみて!!
今、現在進行形で
・困っている
・悩んでいる
・潰れそうになっている
・外野にあれこれ言われて混乱してる
お母さん。
ネットの書き込みや周りの声に苦しめられるのでなく、この本をぜひ手にとってもらえたら。
最後に、作者の言葉を借りて締めくくりたいと思います。
赤ちゃんが母乳や粉ミルクを飲む期間は、過ぎてしまえばあっという間のこと。初めは誰もが戸惑い、少なからず格闘する授乳期に、みなさんと大切な赤ちゃんがなるべく笑顔で楽しく過ごせることを願っています。
新装版 産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK
おわりに 森戸やすみ